内服後15~20分程度で効きはじめる即効性と、ED治療薬の中で最も強い効果を併せ持つレビトラですが(※注)、脂っこい食事との相性があまり良くないという弱点が知られています。脂っこい食事の直後にレビトラを服用すると効果が半減してしまいます。
(※注 薬の効き方には個人差があります)
食前にレビトラを事前に服用し、レビトラが吸収されるのを30分ほど待ってから食事を開始する分には脂肪食でも影響はないのですが、この服用パターンですと、食事中にレビトラのピークが過ぎてしまう可能性が高くなります。(レビトラの効果のピークはおおむね内服45分後にあらわれます)
結果的に脂っこい食事を摂ろうとすれば、レビトラの服用前であっても、服用後であっても、レビトラの効果が最大限に発揮できなくなります。
レビトラ服用時に空腹状態(食事後3時間程度あいた状態)か、または、脂っこくない食事を摂っていることが非常に重要です。
では、具体的にどれくらい脂っこい食事がレビトラの効果(吸収)に悪影響を与えるのかについて見ていきましょう。
レビトラを開発したバイエル製薬の研究では「食事の総カロリーに占める脂質カロリーの割合が30%を超えない食事ならレビトラの効果(吸収)に影響を与えない」としています。
具体的な食品例を挙げますと、以下のようになります。(大手外食チェーンの食品成分表示より計算)
- 焼き肉(カルビ) 80%
- フライドポテト 48%
- ロースかつ定食 42%
- ハンバーグ定食 40%
- ハンバーガー 35%
- 牛丼(並) 25%
- 納豆定食 18%
- 焼魚定食 18%
- 刺身定食 13%
- 牛肉うどん 10%
- かけそば・かけうどん 2%
和食のさっぱりしたメニューであれば、おおむね30%を超えないようです。
上記の食品表を目安に脂質カロリーが30%を超えそうだと思ったら、食べる量を極力控えるか、レビトラと食事が混ざらないように3時間程度あけてレビトラを服用しましょう。
いずれにしても、脂肪食の食べ過ぎはメタボリックシンドロームを引き起こし、EDの症状を悪化させる可能性がありますので、ほどほどにすることをお奨めします。