プリリジー処方とは
プリリジーは世界初の「飲む早漏治療薬」です。
30mg錠と60mg錠があり、渋谷三丁目クリニックでは
より治療効果の高い60㎎錠のみ取り扱っております。
※当院で処方が可能なプリリジーは、ジェネリックプリリジー60mgのみとなります。
当院のプリリジー処方について
-
ジェネリックプリリジー処方価格
料金表ページよりご確認くださいませ。
-
プリリジーとは
世界初の内服による早漏治療薬(PE治療薬)です。主成分はダポキセチンで短時間作用型のSSRI(セロトニン再取り込み阻害薬)という薬に分類されます。大規模な臨床治験によって早漏症(PE)改善効果が証明されており、ED治療におけるバイアグラのように、早漏症治療に革命をもたらしています。現在、世界60か国以上で認可され、数100万人の早漏症患者に使用されており、すでにその効果や安全性は確立しています。ジョンソン・エンド・ジョンソン(Johnson & Johnson)の製薬部門であるヤンセン製薬(Janssen Pharmaceutica:本社ベルギー)という世界的な製薬企業が2009年に開発しました。2014年に世界第3位のジェネリック医薬品メーカーであるアクタビス社 Actavis (本社アイルランド)がプリリジーの特許や権利を取得し、現在はヤンセン製薬 Janssen-Pharmaceuticaに製造させたプリリジーをイタリア最大の製薬企業であるMenariniグループに管理、流通、販売させています。日本国内では厚生労働省の認可を受けていないため国内未承認医薬品という扱いになります。日本ではまだ未認可の医薬品ですが、スウェーデン、フィンランド、スペイン、ポルトガル、ドイツ、オーストリア、イタリア、ニュージーランド、シンガポール、韓国など60か国以上で認可されており、そのうち30か国では実際に販売、流通、処方されています。当院では厚生労働省関東信越厚生局から海外医薬品輸入許可証を得て、医療機関専門の輸入代行業者を通してジェネリックプリリジー(ダポキセチン)を輸入しています。
-
プリリジーの特徴
性行為の60分~180分前に内服することで射精までの時間を延長し、男女の性行為タイミングの不一致を調節することで、パートナーとの性行為の満足度を有意に上昇させます。
プリリジーは短時間作用型の薬のため、効果はおおよそ内服1時間後から5~6時間後までです。24時間後にはプリリジーの主成分であるダポキセチンのほとんどが体外に排泄され(95%以上)、効果も副作用も消失します。プリリジーは早漏症の根治を目的としておらず、内服することによってその日の性行為を充実させることを目的としています。
-
プリリジーの治療効果
内服することで射精までの時間を延長し、男女の性行為タイミングの不一致を調節することでパートナーとの性行為の満足度を有意に高めます。
プリリジーによる早漏治療(PE治療)成績(海外データ)
-
プリリジーの副作用
プリリジー内服による副作用はいくつか確認されておりますが、決して頻度が高いとは言えません。主なものとしては頭痛、めまい、嘔気、下痢、不眠、疲労感などですが1~10%未満と報告されています。その他、起立性低血圧(臥位や座位から立ち上がる際に血圧が低下し、めまいや立ちくらみを起こす現象)の報告もあり、頻回の立ちくらみや原因不明の失神歴がある場合にはプリリジーを処方できませんのであらかじめご了承ください。
-
プリリジー服用の注意点
プリリジーは性行為の1~3時間前に内服してください。30mg錠の場合、24時間に1錠の用量で服用を開始し、薬効が不十分な場合には24時間で2錠まで使用可能です(最大一日60mgまで内服可能)。60mg錠を内服した場合は24時間後まで一切追加服用はできません。内服は空腹時でも、食事と一緒に内服しても構いません。
プリリジー内服開始から最初の4週間もしくは6回の内服で、有効性を認めなかった場合は治療の中止を考慮します。早漏症(PE)への効果は証明されていますが、早漏症ではない方の射精時間延長効果に関しては、現在も各国で検討中であり、有効性は確立していません。
また、睡眠導入薬やアルコールとの併用はできる限り避けてください。
-
プリリジーを処方できない方
禁忌:以下に該当される方は、プリリジーの内服はできません。
- NYHAⅡ~Ⅳの心不全(心当たりのある方はかかりつけの循環器科医にご相談ください)
- 恒久的ペースメーカー治療を受けていない2~3度の房室ブロック、洞不全症候群
- 重度の虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)
- 重度の心臓弁膜症
- MAO阻害薬(抗うつ薬の一種)を内服中の方。MAO阻害薬を中断後14日以内も含む。MAO阻害薬はプリリジー内服後、7日間は再開してはいけない。
- チオリダジン(フェノチアジン誘導体)を内服中の方。(チオリダジン内服中断から1日以内も含む。)チオリダジンはプリリジー内服後、7日間は再開してはいけない。
- SSRI、SNRI、3環系抗うつ薬、その他の医薬品でセロトニン作動性をもつもの(例:Lトリプトファン、トリプタン、トラマドール、リネゾリド、リチウム、セイヨウオトギリソウ)を使用中の方。中断後14日以内も禁忌。プリリジーを内服したら、これらの医薬品は7日間は休薬しなければならない。
- 抗真菌薬や抗HIV薬など強力なCYP3A4阻害薬であるケトコナゾール、イトラコナゾール、リトナビル、サキナビル、テリスロマイシン、ネファンドゾン、ネルフィナビル(HIVプロテアーゼ阻害薬)アタザナビル(HIVプロテアーゼ阻害薬)なども併用禁忌です。
- 中等度~高度の肝障害をお持ちの方。
- 高度の腎障害をお持ちの方。
- 起立性低血圧や失神などの病歴がある方。
- 躁病、両極型うつ病をお持ちの方。
- てんかんの発作を起こす方。
- ガラクトース不耐、ラクターゼ欠損、グルコース‐ガラクトース吸収異常症の方。
- 20歳未満および65歳以上の方。
※上記以外にも使用に特別な注意が必要な場合がありますので、場合によってはプリリジーを処方できないこともあります。最終的な処方可否の判断は外来担当医師が行います。
当院早漏症(PE)治療の処方薬一覧
まずはそのお悩み、
お気軽にご相談ください。
- プライバシー遵守
- 保険証・身分証不要
土日 10:30 ∼ 20:00
木曜休診