カマグラ、カベルタに続いてさらにもう一つ、インド製ジェネリックバイアグラの紹介です。
以前のコラムでも紹介しましたが、バイアグラはまだ特許が切れていないので厳密な意味ではジェネリック薬品は存在しません。しかし、インドは他国とは薬の特許制度が違うため、バイアグラをコピーした「コピー版バイアグラ」が販売されています。コピー版と言っても、結局は事実上のジェネリック医薬品であるため、ここでは「ジェネリックバイアグラ」と表現しています。
ペネグラはザイダス・グループが製造している薬です。内容はほとんどバイアグラと一緒でシルデナフィルが主成分になります。当然、バイアグラとほぼ同様の効果が期待でき、副作用も同じように火照りや頭痛、動悸、鼻づまりなどが出ると思います。
ザイダス・グループはインド国内第5位の医療用医薬品企業グループで、 1952年に設立され、世界60カ国以上で事業を展開しています。
インド国内で、約3,000名のMRが活動しており、循環器、消化器、女性ヘルスケア分野ではNo.1、 呼吸器用薬ではNo.2の医薬品市場のシェアを有しています。
また、日本にも支社があるというのも重要なポイントかもしれません。2013年のバイアグラの特許切れに合わせて、ペネグラも認可販売されるのでしょうか?
世界展開している会社だけあって、ザイダスグループの工場は、US・FDA(米国食品医薬品局)、AFSSAPS(フランス医薬品庁)、 MHRA(英国医薬品健康食品庁)、ANVISA(ブラジル国家衛生検査庁)その他のGMP認証を取得しているため、技術水準も十分だと考えられます。
ただ、注意していただきたい点は、ザイダスの日本支社はありますが、ペネグラ自体は日本ではまだ未認可のため、販売は行われていません。そのため、日本でペネグラを購入することはできません。個人輸入のサイトなどでペネグラの名前を見かけることもあるかもしれませんが、6割以上は偽造品と言われていますので手は出さない方が賢明でしょう。個人輸入による偽ED治療薬で、死亡例を含む深刻な健康被害も報告されています。
バイアグラ、レビトラ、シアリスなどのED治療薬は病院で処方してもらうようにしましょう。
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